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まちづクルーDAOとは?三原のまちづくりをゲーム感覚で楽しむコミュニティ

まちづクルーDAOからやっさ踊りに参加
まちづクルーDAOからやっさ踊りに参加

まちづくりって、なんだか難しそう。そんなイメージを変えてくれるのが、広島県三原市で生まれた「まちづクルーDAO」です。三原に関するクイズや地域のお手伝いなどの「クエスト」に挑戦し、YASSAコインを集めてレベルアップ。市外からでも無料で参加でき、実際のお祭りへの参加や地域の取り組みに関する投票にもつながっています。どんな仕組みなのか、何ができるのか、実際の活動事例とともにわかりやすく紹介します。

まちづクルーDAOとは?ゲーム感覚で三原とつながる仕組み

「まちづクルーDAO(MACHIDUCREW DAO)」は、広島県三原市の株式会社まちづくり三原が、2024年11月18日にスタートしたWebアプリです。 最大の特徴は、地域との関わりをゲームのように楽しめること。 三原について学んだり、地域の魅力を発信したり、お祭りを手伝ったり。こうした活動が「クエスト」というお題になり、達成するとYASSAコインを獲得できます。 「まちづクルー」は、「まちづくり」と、仲間を意味する「クルー」を組み合わせた名前です。 地域のために何かしてみたい。でも、何から始めればよいかわからない。そんな人でも、身近な活動から参加できる仕組みです。 しかも、三原市内に住んでいる必要はありません。スマートフォンがあれば、市外・県外からでも無料で参加できます。

そもそもDAOって何?難しい言葉をやさしく解説

DAO(ダオ)は、英語の「Decentralized Autonomous Organization」の略で、日本語では「分散型自律組織」と呼ばれています。 少し難しい言葉ですが、基本的には、参加者が意見を出し合い、投票などを通じて組織の活動や方針に関わる仕組みです。 通常の組織では、代表者や役員が重要なことを決定する場合が多いでしょう。一方、DAOでは、参加者自身も意思決定に関わることを重視します。 ただし、DAOと呼ばれる組織がすべて同じルールで運営されているわけではありません。 まちづクルーDAOも、株式会社まちづくり三原が運営しています。あらゆることを参加者だけで決定する組織というわけではありません。 最初から専門用語を覚えなくても大丈夫です。 まずは「三原を知り、一緒に地域を盛り上げる仲間が集まるコミュニティ」と考えると、イメージしやすいかもしれません。

クエストに挑戦!三原を知ることもまちづくりになる

まちづクルーDAOの楽しみの中心にあるのが「クエスト」です。 クエストとは、ゲームでいうミッションのようなお題のこと。 三原のご当地クイズに答える、地域のお祭りのSNSを応援する、三原について調べてみる、三原を訪れたことを報告する、お祭りやまちのお手伝いに参加するといった活動があります。 例えば、知らなかった三原の歴史をクイズで学ぶ。それだけでも、地域に関心を持つきっかけになります。 地域のお祭りをSNSで紹介すれば、まだ知らない人に三原の魅力が届くかもしれません。 もちろん、すべてのクエストを達成する必要はありません。 自宅から取り組める活動もあれば、三原を訪れて参加する活動もあります。自分の生活や興味に合ったものを選べるのが特徴です。 なお、クエストの種類や獲得できるコイン数は変更される場合があります。最新の内容はアプリ内で確認してください。

YASSAコインを集めてレベルアップ!

クエストを達成すると、アプリ内のポイントである「YASSAコイン」を獲得できます。 「YASSA」という名前は、三原で親しまれている「やっさ」にちなんだものです。 集めたコインを使って自分のレベルを上げることができ、ゲームのように活動の積み重ねを楽しめます。 地域活動は、どれだけ参加したのか、どれほど貢献したのかが見えにくいものです。 まちづクルーDAOでは、クエストやレベルという仕組みによって、自分の活動が見える形になります。 さらに、貯めたYASSAコインを地域での体験や飲食チケットなどの特典と交換する仕組みがあります。 交換できるものや必要なコイン数は、利用時にアプリで確認してください。 YASSAコインは日本円と同じように使える通貨ではなく、地域への参加を楽しく続けるためのアプリ内の仕組みです。

実は、地域の未来に関わる投票にも参加できる

まちづクルーDAOは、クエストやコイン集めだけを楽しむアプリではありません。 参加者が地域の取り組みに関して意見を示す「投票」の仕組みもあります。 活動の積み重ねを反映したレベルに応じて、投票における裁量が変わる仕組みがあります。 そして2026年、その投票機能が実際の地域プロジェクトで活用されました。 三原市本町にある古民家の活用アイデアを募集した、古民家活用プランコンテスト「ノスタルジア」です。 2026年9月26日に開催された公開審査会では、専門家らの評価に加え、まちづクルーDAO参加者による投票結果も審査に反映されました。 地域に残る古民家をこれからどのように活用するか。その選考に、地域と関わる人たちの声が取り入れられたのです。 ただし、DAOの投票だけで最優秀作品が決まったわけではありません。投票の対象や結果の反映方法は企画によって異なります。 それでも、スマートフォンからの参加が、実際の地域の取り組みにつながった興味深い事例といえるでしょう。

大学生とDAOメンバーが一緒に!三原やっさ祭りへの参加

まちづクルーDAOの活動は、スマートフォンの中だけにとどまりません。 2026年8月7日から9日に開催された第51回三原やっさ祭りでは、武蔵野大学の学生23人がDAOを活用した地域活動に参加しました。 学生たちは三原を訪れる前からクエストに挑戦し、三原のことや地域の課題について学びました。 祭り当日は、DAOのブース運営、屋台周辺の警備、子ども向け遊具のスタッフなど、さまざまな役割を担当しました。 そして、もう一つの取り組みが「やっさ踊り」への参加です。 DAOメンバーの中からも踊りたい人の募集があり、参加を希望したメンバーが武蔵野大学の学生と同じチームで踊りました。 チーム名は「MACHIDUCREW DAO×武蔵野大学」。学生たちはピンク色、DAOメンバーは青色を基調とした法被を身にまとい、一緒に三原のまちを踊りました。 オンラインでつながった人たちが、実際のお祭りで顔を合わせ、同じ地域の文化を楽しむ。 地域を応援する人が、地域の活動に参加する仲間になっていく。まちづクルーDAOの特徴がよく伝わる取り組みです。

なぜ三原で始まった?地域を支える仲間を増やすため

この仕組みが生まれた背景には、地域活動の担い手をどう増やしていくかという課題があります。 三原には、三原神明市、三原やっさ祭り、三原浮城まつりなど、地域で親しまれている行事があります。 一方で、人口減少などを背景に、こうした行事を支える人を継続的に確保することが課題になっています。 株式会社まちづくり三原が大切にしているのは、「まちをつくるひとをつくる」という考え方です。 地域に住んでいる人だけでなく、市外に暮らす人や、三原を訪れたことのある人にも、まちづくりに関わってもらう。 こうした地域との継続的な関わりを持つ人々は「関係人口」と呼ばれます。 三原を知ることから始まり、SNSで応援したり、イベントに参加したりする。 関わり方は人それぞれです。無理なく続けられる小さな活動を積み重ねることで、三原を支える仲間を増やそうとしているのです。

まちづクルーDAOの始め方は?無料で参加できる

まちづクルーDAOに興味を持ったら、まずはWebアプリにアクセスしてみましょう。 公式案内では、スマートフォンから無料で参加でき、三原市外に住んでいる人も歓迎されています。 登録したら、クエストの一覧から興味のある活動を探してみてください。 初めてなら、三原に関するクイズなど、気軽に取り組めるものから始めるのがおすすめです。 ▼ まちづクルーDAOに参加する(個人招待リンク) https://dao.machiducrew.com/profile/akogidayo?invite=akogidayo ※上記は、この記事の筆者がDAOメンバーとして利用している個人の招待リンクです。

まちづくりは、もっと気軽で楽しくていい

三原のことを知る。好きな場所を誰かに紹介する。地域のお祭りに参加する。 一つひとつは小さな行動かもしれません。 でも、その積み重ねが、新しい出会いや地域とのつながりを生むこともあります。 まちづクルーDAOの魅力は、そんな地域への関わりをゲーム感覚で楽しめることです。 大きな活動を最初から始める必要はありません。 自分にできること、自分が面白そうだと思うことから参加してみる。それだけでも、三原との関わり方が少し変わるかもしれません。 三原に住んでいる人も、市外から応援する人も。 まずは一つのクエストから、三原との新しいつながりを見つけてみませんか?

参考資料・出典

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